ギタリストのための「耳コピ」のすすめ

船橋ギター教室でアコースティックギターとエレキギターを担当している講師の加藤直紀です。

今回はよく生徒さんから質問される「耳コピ」について解説します。

基本は「1音ずつ」

まず、よく生徒さんに「なかなか聴きとれないんです」と言われるので、「どうやってるの」と聞くとだいたいの人がただ何となく聴いて音を取ろうとしてるんですね。それではまず音を聴きとることは出来ないでしょう。ではどうするか?ズバリ、1音ずつ取りましょう!これはリフであろうがコードであろうがギターソロであろうがすべて同じです。ではどうやって1音ずつ聴くのか、たとえばCDを再生しながら、聴き取ろうとした音が出た瞬間にポーズボタンを押すのです!最後に聴いた音というのは耳に残りやすいので、あとは耳に残った音を声に出したりギターで音出しながら探していくのです。どんなに速弾きのギターソロでも同じように聴き取っていきます。聴き取れるまで何度も何度も戻しては聴き、戻しては聴き、音が取れるまでひたすらこれを繰り返すのです。何千回でも何万回でも繰り返します。実はここがポイントだったりします。

コードの場合は「最低音→最高音→その他の音」の順

コードの場合どうするのか、経験がある人なら数回聴きけばコードのヴォイシングが分かるんですが、例えば私の場合、まず一番低い音を聴き取り、そのあとで一番高い音を聴き取り、その後で間の音を取ります。慣れればギターという楽器の性質上、押さえられるフォームは限られてくるのでほぼコピーできると思います。

耳コピの利点は「耳が鍛えられる」こと

私が初めて耳コピをしたのは13歳くらいの時でした。

その頃はカセットテープの時代で、カセットデッキの再生ボタンと巻き戻しボタンを交互に押し続け、耳をスピーカーにくっつけながら耳コピしたものです。もちろん最初のころはなかなか聴き取れず、たかだか3秒間くらいのフレーズをコピーするのに丸一日かかったなんてこともありました。でもおかげで耳がかなり鍛えられました。

最近はネットでタブ譜が探せたり、YouTubeで弾き方を教えてくれる動画があったりと便利になりましたが、その半面で耳が良いと思われる人にはなかなか出会えなくなりました。チューニングですらチューナー任せの人も少なくないのはいかがなものかと思います。本当は耳でチューニングできないといけないと思うのですが…

ギターに限らず、音楽をやるうえで耳の良さは非常に大切です。

  • 良い音悪い音を聴き分ける耳
  • アドリブで音を外したかあってるかを聴き分ける耳
  • 正しいフレーズを自分が弾けているかいないかを聴き分ける耳

など。なので耳コピで耳を鍛えるのはとても良いことだと思います。

コピーをやる人は、まずは耳コピをしてみましょう!難しい人は、タブ譜で運指を確認したあとにリズムとフレージングだけでも耳コピしてみましょう。音楽をやるための耳が鍛えられるはずです。

耳コピの注意点

昔はカセットテープやCDプレーヤーなどで、簡単に自分の聴きたい場所だけ再生・巻き戻しができましたが、最近のオーディオプレイヤーやスマホなどではこの作業が難しい場合もあります。なので耳コピ専用の機器や、アプリ・PCソフトなどを使って耳コピすることがオススメです。

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