単音弾きをする時のピック選びのポイント

船橋ギター教室でアコースティックギターとエレキギターを担当している講師の加藤直紀です。

前回、私の使ってるピック(ジムダンロップ、トーテックスジャズⅢ 1.14mm)を使うと、普段おにぎり型のピックを使っていてうまく単音弾きができない生徒さんが、いきなり弾けてしまう場合があることをご紹介しました。

なぜそんなことが起こるのか紐解きながら、単音弾きに重点を当てた場合のピック選びのポイントをご説明します。

ポイント1:ピックの形

ピックの形によって弦離れに違いが生じます。弦離れとは「ピックが弦に当たってからはじいて通過するまでのスピード」のことを指します。

単音弾きに慣れてない人は弦にピックが当たってから通過するまでのスピードが遅いケースがほとんどです。なので音抜けが悪かったり、音がブツ切れになったりしてしまいます。

さらにピックの先端が丸いと、まずピックの側面に弦が当たり、そこから弦がピックのエッジを先端に向かって滑ってから離れるので、弦を「はじく」というより「撫でる」に近い感じになるんですね。弦がエッジを撫でている時間は音が出ないので、演奏がブツ切れになるのは仕方ないんです。

そんな演奏をしている生徒さんに、私の使ってるジャズ型のピックを渡すと、スッと抜けた音になったりすることがあります。

この理由の一つに先端の形状があります。ジャズ型のピックは先端が尖っているので弦離れが良いんです。直線状のエッジを滑りとがった先端でパッと弦が離れるのと、ゆるやかなカーブのエッジから緩やかに弦が離れるということの違いですね。

ピッキングがまだ未熟な人は、このようにピックの形を見直しすだけで、弾きやすさが向上したり音が良くなったりするんですね。

ポイント2:ピックの大きさ

次のポイントは「ピックの大きさ」です。

ジャズⅢのような小さいピックで大きいストロークをする場合、普段大きいピックを使っていたり、初級者の人の場合は、指が弦に当たってしまい使いにくいと感じると思います。

そんな場合は、大きめのピックのほうが先端もたくさん出せるので、弦が指に当たる可能性も少なくなり弾きやすと思います。

ポイント3:ピックの硬さ/厚み

最後は「ピックの硬さ/厚み」です。

私の演奏スタイルでは、アコギのストロークにはやはり柔らかめのピックの方が合っていると思いますね。ピックのしなりが弦に当たる強さをある程度緩和し、音のバランスを整えてくれますし、しなりによる弦離れの悪さがアコギ特有のジャラララーンというサウンドを作ってくれます。

これを硬めのピックでやると弦にガツン!と当たるので、ゴツゴツしたサウンドになりがちです。ただ硬いピックでも柔らかいピックのような音も出せるんですね。

これはピックを持つ力の調節によって、指の中で弦のしなりを再現してあげるんですね。でもこれは結構なテクニックがいるので上級者でないときついかもしれません。

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