ギタリスト加藤直紀の弦高セッティングを大公開!

船橋ギター教室でアコースティックギターとエレキギターを担当している講師の加藤直紀です。

前回、ギターの弦高の調整の大切さを書きました。今回は自分のエレキギターの弦高のセッティングについて。

よく僕のギターを弾いた人から「弾きやすいね~!」とか「弦高低いね~!」とか言われます。そりゃそうです!弾きやすいようにセッティングしてるわけだしね(笑)

メインで使ってるクラインは1弦12フレットで1.2㎜、6弦12フレットで1.5mmにしてます。あとの弦はこの1弦と6弦に対してだいたいの感じでバランスをとって高さを決めてます。一般的には相当低い方ではないかと思います(が、昔は1弦12フレットで1㎜以下にしてました)。

なぜこのようなセッティングになったかというと「自分のプレイスタイルがあまりピッキングをしないレガート系のプレイ主体なので、できるだけ左手に負担をかけずに楽なフィンガリングができるギリギリの高さにしている」のです。

あとピッキングした時にもこれくらいのバズ(ビリつき)なら許せるというギリギリのラインがちょうどこれくらいだったのでこの高さにしてます。もちろんフレットの精度もかなりフラットにしてもらってます。

自分が通っていたリペアショップはシャーウッドギター・ワークショップという伝説のショップの凄腕職人、故太田信之さんにすごい細かい注文を出して「こんな細かいセッティング注文するやつはそうはいないぞ!」と言われたことを今でもよく覚えているほどです。

そういう精度が出ないとなかなかこういうセッティングはできないわけです(今はそこまでこだわってませんが。理由は後述)

でも強いピッキングでバリバリ弾く人に僕のギターを弾かせると「これじゃあ全然ギターが鳴らないよ~」と言われることがほとんどです(笑)

そりゃあ強く弾いたらバチバチいっていい音になるわけないよね~!んで先ほど出てきた太田さんに言われたことに、弦を振動させる方向性に関してのことがあります。要はピッキングするときに弦ができるだけボディーに平行に振動するようにすれば弦高低くてもピッキングした時にそんなにビらないはずだ!というものです。なのでピッキングも強かろうが弱かろうが、振動させる方向性を考えればある程度ビリつきを抑えられるはずなのです。といってもやっぱビるものはビるわけで、結局は自分でどこで折り合いをつけるかということなんですね。

んで最近はそんなにこだわらないと前述しましたが、結局プレイスタイルって年月とともにだんだん変わってくるわけですね。

レガートよりもピッキング主体になってったりとか(笑)。あとは経験も増えるので、例えばストラトだったらこういうセッティングの方が楽器が良い音で鳴る、とかそういう楽器の良さを引き出すセッティングというものもだんだん解かってきたりするんですね。

そうすると全部同じセッティングにはならないんです。演奏するスタイル、楽器、曲によって変えたりするわけです。つまり、結局正しいセッティングとかそういうのは無いんです。

ただ、弾きやすい弾きにくい、鳴る鳴らないってのはあります。なので結局は自分で一番ベターなセッティングを探すということが大事なのです。

今回はこのへんで!

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